内容について



現代パロ。大学生のルートヴィッヒの部屋に突然現れた全裸の少女は、人間化した飼い猫のフェリシアーナだった!?
人間の常識をよくわかってないフェリシアーナに振り回されつつも、次第に惹かれてゆくルートヴィッヒ。だが、ある事をきっかけに、フェリシアーナはルートヴィッヒの元を去ってしまう。
――ごめんなさい。私は結局、貴方を騙してました。
フェリシアーナの秘密とは? それを知ったルートヴィッヒの決断は……?
※イタリアが女体化しています
※ノベルティとして、その後の二人の話があるURLを載せたカードがついてきます。書店委託にもついてきます。数に限りがあります。
※この作品には年齢制限がありますので、頒布の際に年齢確認を行っています。
イベントでご購入予定の方は、顔写真のついた身分証明書をご持参ください。





サンプル



サンプル中に物語の設定をひっくり返す重大なネタバレがあります。
ですが、ネタバレ部分を読まずにご購入いただいたあとの苦情は受け付けかねます。
申しわけございません。

また、この話には性行為の露骨な描写と死の描写があります。






 バイトから帰ってくると、玄関に俺のものでもフェリシアーナのものでもない靴があった。
 ――まさか。
 フェリシアーナは人を疑うことを知らない。警戒心がまったくないのだ。見知らぬ相手でも、家にあげてくれと言われれば、あっさりと許してしまうだろう。
 訪問販売でさえ心配なのに、もし、フェリシアーナをだまして上がりこんできたのが不審人物だったら……。
 ぞわりとしたものが背筋を這いのぼる。乱暴に靴を脱いで部屋に向かう。
「フェリシアーナ!」
 息せき切って部屋に入った俺が見たもの、それは。
 男に襲われて服を乱され、必死に泣き叫ぶフェリシアーナの姿……では、なく。
 テレビを見て笑う、フェリシアーナと俺の兄さんだった。のんきに菓子やジュースを広げている。
「……は?」
 思わず間抜けな声を出してしまう。目の前の牧歌的な光景がまったく理解できない。
「おう、お帰り、ルッツ」
「ただいま」
 つい、条件反射で返事をしてしまったが、違う。
「なんでここにいるんだ兄さん!」
「仕事の都合で近くに来たから、寄ってみたんだよ」
「いつも言っているだろう! 来るときは連絡しろと!」
「ケータイの充電が切れちまったんだよ。ワリィな」
「……はぁ……」
 脱力してしまう。昔から兄さんはこうだった。俺はいつも兄さんの急な思いつきに振り回されてばかりだ。
「ルーイ、おかえりなさい!」
 フェリシアーナが俺に抱きつく。いつものように頭をなでると、うれしそうに顔をすり寄せた。つい表情がゆるみかけたが、はっとする。そういえば、兄さんがいた。
 案の定、兄さんはニヨニヨと笑いながら俺たちをガン見していた。明らかに面白がっている。
「ああ、俺のことはおかまいなく〜。それより、フェリシアーナちゃんかわいがってやれよ」
「なっ、なにを言ってるんだ兄さん!」
「それにしてもお前も隅におけないよなー。いつの間にかかわいい彼女と同棲してるなんてよー。反対しないから一言言ってくれりゃーよかったのに」
「ちっ、違う! こいつは彼女じゃない!」
「彼女じゃなかったらなんなんだよ」
「だから……つまり……」
 言いわけを考えている俺の苦労などおかまいなしで、フェリシアーナはきっぱりと言った。
「私は、ルーイのペットだよ」
 空気が凍った。
「……え?」
「……」
 逃げ出したい。この場から今すぐ。兄さん、そんな目で俺を見るな。そうだけど違うんだ。
「ルッツ、お前……そういうアブノーマルな趣味があったのも、最近ペットを飼いはじめたのも知ってたけど……お前は妄想と現実の違いはちゃんとわきまえてる奴だって、お兄ちゃんは信じてたのに……」
「それくらいの区別はついている! というか俺の趣味を知ってたってどういうことだ!」
「本棚の本の後ろに隠してたあれとかそれとか……」
「いまもおなじところにかくしてるよー」
「あ、やっぱり?」
「俺の目の前でそういう話はやめろ!」
「じゃあどういうことなのかきっちり説明しろよ」
 悔しいが、兄さんの言うことはもっともだ。
 だが、フェリシアーナは本当は俺のペットの猫で、今は人間になっていると説明しても信じてもらえるはずがない。それこそ、本当に俺が妄想と現実をごっちゃにしていると思われてしまう。それだけは回避しなくては。
 試験のとき以上に頭をフル回転させて、なんとかもっともらしい言いわけを思いつく。
「フェリシアーナは、俺の、ペット仲間なんだ!」


     * * *


 そんなある日、私はある仔猫とお友だちになりました。その子の名前は、フェリシアーナ。貴方のペットです。
 ……信じてもらえないかもしれないけど、小さいころから、私には動物の言葉がわかる不思議な能力がありました。それがきっかけで私とフェリシアーナは知り合ったんです。私たちは似ているところがすごく多くて、あっという間に仲よしになりました。
 フェリシアーナは私に色んなことを話してくれました。貴方に助けてもらったときのこと、貴方の生活のこと、貴方が大好きなこと。私は、フェリシアーナの話を聞くのが大好きでした。貴方はやっぱり、とてもやさしい人だと知ることができたから。
 今はまだ勇気が出ないけど、いつか、フェリシアーナを通じて、貴方に声をかけられるチャンスが来るかもしれない。そんなことも思いました。
 ……もうわかると思いますが、私は、貴方のペットのフェリシアーナではありません。特殊能力を持っているだけの、ただの人間です。猫じゃありません。
 つまり、私は貴方を騙していました。自分はフェリシアーナが人間になった姿だと嘘をついていました。でも、私は間違いなく「フェリシアーナ」でした。
 言いわけっぽくなってしまいますが、私が貴方の前に現れた経緯を説明させてください。

 私が貴方の前に現れる数時間前、私の目の前で、フェリシアーナは赤い車に轢(ひ)かれました。急いで病院に向かう途中で、フェリシアーナが言いました。
『わたし、しんじゃうのかな』
「そんなことない!」
 そう言ったけど、本当は、助からない気がしていました。小さな全身が傷だらけで、血も止まらなかったから。でも、それを認めたら現実になってしまいそうで、口に出すことはできませんでした。
 だから、一生懸命フェリシアーナを励まし続けました。
「夢があるって、言ってたじゃない。幸せにしてあげたい人がいるんでしょ?」
『うん。ルーイを、しあわせにするんだ……』
「じゃあ、まだ、死んじゃだめ……!」
 それでも、少しずつフェリシアーナの声は弱っていって、最後に、振り絞るように言いました。
『わたしのゆめ、かなえるのをてつだってくれる?』
「約束する……」
 意味もわからないまま、私はただ無我夢中でうなずきました。フェリシアーナはすごくうれしそうに私の指をぺろりとなめて、……天国に旅立っていきました。
 ……ごめんなさい。貴方はフェリシアーナを助けてあげたのに、私は助けてあげられませんでした。ずっと、ずっと、後悔しています。

 フェリシアーナのお墓は、川原に作りました。フェリシアーナは何度も何度も、貴方に助けられたときの話をしてくれたから、きっと喜んでくれると思ったからです。
 お墓を作り終わっても、私は涙が止まりませんでした。可哀想で仕方なかったです。フェリシアーナも、貴方も。
『なかないで』


     * * *


 もうすぐ半分が埋まる、というところで、かすかな障害を感じた。これ以上の侵入は許さない、というかのように。
 フェリシアーナの様子をうかがうと、閉じたままのまぶたにうっすら涙が浮かんでいる。
「いたい……っ」
 だが、おそらくあと少しだ。もう少しで、完全に俺のものにできる。
「フェリシアーナ」
 すがりつくようにシーツを握る手を取る。指を絡める。お互いの手が熱くて火傷してしまいそうだ。
「あともう少しだ。……だが、お前がつらいならやめる。どうする?」
 フェリシアーナはゆっくりと目を開けた。まばたきすると、涙が目じりからこぼれて耳に落ちる。
「二人でがんばろうって、言ったじゃん」
「だが、今はお前だけに負担をかけている」
「平気だよ。……だって、ルーイはあとで、やさしくしてくれるでしょ?」
 はにかむように笑う。心臓が大きく高鳴った。血のめぐりがよくなったせいか、陰茎がますます膨らんでしまう。
「んっ……、なんか、おっきくなった……」
「す、すまない」
 俺は今日は謝ってばかりいるような気がする。そう思っていると、フェリシアーナが指先で俺の唇にふれる。
「……謝るの、禁止」
「だが」
「だって、悲しくなっちゃう。ルーイはひどいことしてないのに。だから、……ね?」
「……わかった」
 狭くなっている箇所をこじ開けるように進む。なかのひだも動きを妨げるように締めつけてくる。
「あ、あ……んんっ!」
 悲鳴のような声を聞きながら、ほとんど力ずくで通り抜ける。そのまま勢いで根本まで入ってしまった。同時に、フェリシアーナの全身から力が抜ける。
「大丈夫か?」
「痛いけど……一番痛いのは通り越したから……」
「そうか……」
 すぐにでも動きたいが、まだつらそうな様子なので、少し時間を開けることにした。俺の方も、なかの感触に慣れておかないとすぐ終わってしまいそうだ。
 何気なく太ももを見ると、ずっとつかんでいたせいで俺の手の形に赤い痕が残っていた。白い肌に痛々しげに。
「足は平気か」
「痛すぎてあんまり感覚ない……」
「……そ、そうか」
 謝りたいのに、それはさっき禁止されてしまった。間の抜けた返事しかできない自分が情けなくてしょうがない。
「……ねぇ、全部入った、の?」
「ああ」
「そっか……よかった……」
 フェリシアーナは長く息を吐き出した。自分の腹に手を置き、小さくつぶやく。
「ルーイがここに入ってるんだ……」
 そう言われると、やけに恥ずかしくなってくる。
「そういうことは、あまり言うな……」
「えー、なんでー?」
「だめだからだめだ」
 不思議そうに俺を見ていたフェリシアーナは、急にくすっと笑った。
「ルーイって、かわいい」
「は?」
「だって、ちょっとしたことですぐ照れるんだもん」
「お前が恥ずかしいことを言うからだ」
「えー? 私のせい? 本当のこと言ってるだけじゃん」
「……」
 言い負かされてしまいそうで、キスをして口をふさぐ。舌を入れると、慣れてきたのか、フェリシアーナも積極的に応えてきた。
 そうしていると、抑えていた欲望がじわじわとぶり返してきた。フェリシアーナが俺の手を握る。
「ね、ルーイ……」
 熱に浮かされたような瞳を見ただけで、言いたいことがわかる。握られた手を握り返した。
「……いい、のか?」
「うん……」
 負担が、と思う頭とは裏腹に、身体は動きだしていた。ゆっくりと腰を引く。赤く充血した陰唇から、愛液で濡れた陰茎が現れる。膣壁が引き止めるように収縮する。いやらしい光景を目の当たりにして、ごくりと喉が鳴った。
 抜けるぎりぎりまで引き抜いて、今度は侵入する。さっき入れたときよりも抵抗があまりなかった。ゆっくり進んだつもりだったのに、あっという間に全部入ってしまう。
「っ、はぁ……」
 フェリシアーナが長く息を吐き出す。その声に煽られて、もう我慢できなくなった。


     * * *


 すぐに根元まで指が入ってしまう。入れたままくるりと回す。びく、と背中が跳ねた。性感帯でもこすったのだろうか。そう思って、なかを探ってみる。
「あ、ん、……ぁっ、あぁっ!」
 探るうちに、その場所を大体突き止める。そこを重点的に刺激すると、明らかに反応が違う。
「あっ、あああぁっ、やだっ、そこ、嫌っ……!」
「……本当に、嫌か?」
「でもっ……んっ、あっ、びりびりして……ああぁっ」
 俺の手が与える刺激で喘いでいるのに、その俺にすがりつく。他には頼れるものがないというように。
 ぞくぞくする。もっともっと追い詰めたい。俺だけにしか見せない顔を見せてほしい。
「ルーイぃ……!」
 俺を呼ぶ声がのぼりつめかけたところで、指を止める。肩で呼吸をしながら、フェリシアーナはぐったりと俺にもたれかかった。
「……指、増やすぞ」
「わかった……」
 一度指を引き抜く。そして今度は二本に増やした指を挿入する。少し抵抗があった。
「ん、く……」
 フェリシアーナが小さくうなる。やはりまだ苦しいのだろう。だが、すぐに慣れてしまうはずだ。
 案の定、ゆっくりと抜き差しをはじめると、声には苦しさだけでなく、快楽も混じってくる。
「は……ん……」
 愛液が次々とあふれてくる。指を動かすと空気が混じって、くぷ、といやらしい音を出す。だが、それを聞くと興奮するのか、さらに愛液で内壁が潤う。
 気持ちよくさせるつもりだったが、俺の方が先にだめになってしまいそうだ。ぴったりと身体を密着させて、秘められた場所に指を入れてぐちゃぐちゃにしているという状況に、俺の性器は激しく反応していた。
 刺激されている途中で切り上げたので中途半端だ。フェリシアーナを気持ちよくすると言ったのを撤回して、このまま入れてしまいたい。さっきは妊娠が頭をよぎって外に出したが、今度こそそのままなかで達したい。
 ……だめだ、それはできない。
 また負担をかけるつもりなのか。あんなに痛がっていたのに。苦しめるばかりでなにもしてやれない俺を許してくれたフェリシアーナを。
 空いている方の手でフェリシアーナを抱き寄せる。
「どう、だ?」
「気持ちいいよ……でも、なんだかこわい」
「こわい?」
「おかしくなっちゃいそうな気がする」


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